写真は住友不動産Webページ(http://www.j-urban.jp/sp/)より引用。
住友不動産との進行
どうも浅雲(あさぐも)です。SUMMOカウンターで紹介されたハウスメーカーもいよいよ最後のひとつ、住友不動産のみとなりました。今回は住友不動産で契約前にどのように進行し、なぜ契約しなかったのか? についてです。
第1回目
最初の面談は2018年6月。娘の体調不良等で時間が合わず、延び延びになっての面談でした。担当営業は恰幅が良く温和な方で、役職も高くこちらの質問に的確な返答を頂ける、非常に安心感の高い方でした。
住友不動産自体についても分譲マンション等で有名で設備やデザイン面も高級感があり好印象でした。
中盤
その後は間取りを進行しつつ、住友不動産が定期的に開催している「住まいるフェスタ」に参加したりして進行しました。しかし、間取りの完成度という意味ではサンヨーホームズ の方が良く、間取りは変更する度に迷走気味になってきました。そういう意味では徐々に優先度は下がる扱いになっていました。
怒涛の追い込み
そして2019年2月の契約に向けた決断の時。もうほぼないなという軽い気持ちでで最後の「住まいるフェスタ」に向かった浅雲家を待っていたのは、怒涛のサービス&割引攻勢でした。
- 標準の床材の挽板へのグレードアップ無料サービス
- 小屋裏収納を通常の半額で追加
- リクシル窓を1ランク上げてサーモスXに無料でグレードUP
- エコカラット一定面積まで無料サービス
元々他の鉄骨系メーカーであるサンヨーホームズ、パナソニックホームズより面積が広めで格安であった事もあり、ここに来て住友不動産がお得感で一気に有力候補まで駆け上りました。
脱落の決め手
サンヨーホームズ が値引きが微妙で脱落した後、パナソニックホームズと住友不動産どちらにするかは最後まで悩みに悩みました。
- 建築価格:住友不動産の方が安い
- 屋根材:引き分け(両方コロニアルグラッサ)
- 外壁材:キラテックタイルのパナソニックホームズ圧勝
- 床材:挽板を両方見積もりに入れており引き分け
- 窓の性能:リクシルサーモスXで住友不動産の勝ち(パナソニックホームズは三共立山一択)
- 気密性:木造と断熱工法で住友不動産の勝ち
- 耐震性:パナソニックホームズ辛勝
- 営業マン:住友不動産の方が長い付き合いで信頼できる
どちらも一長一短あり、色々調べまくりました。そんな中、最終的に決め手となったのは、以下のブログ村、住友不動産カテゴリのブログでした。
おわかりになりましたでしょうか。そう、ランキング1位、2位が建築後トラブルを抱えた方のブログで占められ、8位の方も同様に困っている状況に大きな不安を覚えました。他のハウメーカーブログでももちろんトラブルを書かれているブログは多くあるのですが、ここまで極端なカテゴリは珍しいです。
営業の方に正直に施工品質への不満をぶつけた所、セカンドオピニオンをご提案頂いたりし、担当営業への信頼は厚かったのですが、やはり木造軸組は最終的に施工する大工の当たり外れが品質に大きく影響する点が最後の決め手となりました。
その後、パナソニックホームズで希望していたラインまで最終値引きを引き出せた為、住友不動産にはお断りご連絡をしました。その連絡にも丁寧に対応頂け、その後は再勧誘もなく住友不動産との関係は終わりとなりました。担当営業の方は紳士的でとても良い方でした。それだけにアフター対策にもう少し力を入れて欲しかった所です。
住友不動産の特徴と向いている人
住友不動産の特徴
住友不動産のキャッチフレーズは「信用と創造」。分譲マンション等を多数手がけ、営業力は非常に高いと感じました。デザイン性にもすぐれおり、グッドデザイン賞を何度も受賞しています。トップ画像にも使われているガラスマリオンは住友不動産ならではの商品で非常におしゃれですが、1枚20万程度するとの事でした。またパティオという中庭を作った家も得意としてます。
基本仕様
- 建築方式:木造軸組、2×4、2×6
- 屋根材:コロニアルグラッサ(パナソニックホームズを含め多くHM標準と同じ)
- 外壁材:光触媒サイディング(タイルではないものの、30年耐久で多くのHMと同じ)
- 耐震構造:耐震等級3(最高等級ではありますが、今から建てるなら標準)
- 水回り:オリジナル、パナソニック等から選択
- 窓回り:LIXILを中心に選択
- 床材:朝日ウッドテック等から選択
オプションとはなりますがタイルも選択可能で、気密断熱性も2×6はかなり高いものになってました。
向いている人
木造の方が鉄骨より好きでリーズナブルに水準が高い家を作りたい人、デザイン面も重視したい人は向いています。また住友不動産という社名からもわかる通り不動産業に強みがあるので、良い土地が早くお得に見つけてもらえる可能性が上がりますので、土地探しを任せたい人にも向いています。高気密高断熱の家も建てやすい印象です。
向いていない人
鉄骨の方が良いという人はもちろんですが、ブログを見ると施工品質とアフター対応に不安を感じる点が残念です。
グレードアップも色々可能ですが、なんでもつけると結局は大手HMと変わらないということにもなりかねないので、そのあたりのオプションの取捨選択が重要になりそうです。
まとめ
最終局面で怒涛の追い上げを見せた住友不動産でしたが、主に施工品質への不安から選択しませんでした。
ただ注文住宅の知識を担当営業の方から数多く知ることが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。
繰り返しになりますが、できるかぎり多くのメーカーと比較を行った上で契約する会社を決定することが非常に重要です。
自分の理想とする家のイメージと大まかな予算の確定が最優先です。皆さまはその後に満を持して建築会社との面談に臨んでくださいね。
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