断熱の鍵! 注文住宅「窓」のメンテフリーなオススメは?

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建材比較

写真は三協アルミWebページ( https://alumi.st-grp.co.jp/ )より引用。

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家づくりの断熱性における「窓」とは

どうも浅雲です。家づくりにおいて「窓」は、大きく「採光」「視認」「通風」の役割があります。そして昨今の注文住宅において重視される「断熱性」において、窓は重要な役割を果たします。

夏場に家の温度が上昇するのは、大半が窓からの熱によるものになります。窓の配置や遮熱性能にもよりますが、50%から60%もの熱が窓からによるものになります。

冬場の窓からの熱が逃げる割合は夏に比べると低めですがそれでも大きな影響があり、特に結露の発生によりカビやダニが発生すると建材が腐ったり健康にも影響が出てしまい、居住性・メンテナンス性に大きな影響を与えます。

窓の断熱性能を比較する指標に熱貫流率があります。熱貫流率は簡単に言うと熱の通りやすさの指標です。熱貫流率が低ければ低いほど、熱を通しにくい断熱性に優れた窓となります。

枠の材質

リクシルWebページ( https://www.lixil.co.jp)より引用

アルミサッシ

枠にアルミニウムが使われている窓で一昔前の賃貸マンションは大半がこれです。軽量かつ耐久性が高く、風雨にも強く錆びにくい。安価なことから大きく普及しました。

一見掃除しやすくメンテナンス性に優れているように見えますが、断熱性能が低く、結露が発生しやすい窓です。ファミリー向け賃貸住宅にお住いの方は、冬場に窓がびっしょびしょになっていることが日常かと思います。浅雲家の今の賃貸もびっしょびしょです。

アルミの場合、熱貫流率は3.5以上となりガラスが1枚の場合は6を超える熱貫流率となります。

アルミ樹脂複合サッシ

外側がアルミ、内側が樹脂になっている複合サッシです。断熱性はアルミより上がりますがその分コストも増えます。注文住宅の標準はだいたいアルミ樹脂複合サッシです。

アルミ樹脂複合サッシの熱貫流率は各社の仕様によって結構変化します。標準で2~4といったところですが、リクシルのサーモスXは後述する樹脂サッシ並みの熱貫流率1.03を謳っています。

樹脂サッシ

外側も内側も樹脂のサッシです。さらにコストと断熱性能がアップします。

リクシルのエルスターX0.79と1を切る性能で、壁がだいたい0.5~0.6くらいと考えるとほぼ壁とかわらない熱貫流率となります。

木製サッシ

意外に思われる方もいるかもしれませんが、枠材としては最も熱を通しにくいのが木のサッシです。

断熱性能にこだわっていることで有名なスゥエーデンハウスは木製サッシを採用しています。

ガラスの枚数

三協アルミWebページ( https://alumi.st-grp.co.jp/ )より引用。

窓に使われるガラスの枚数が増えるほど、当たり前ですが熱貫流率はアップします。注文住宅はローコストメーカーでもほぼ大体はガラスを2枚使った複層ガラスが標準です。断熱性能にこだわっているメーカーは標準が3枚のトリプルガラスになります。さらに最近では4枚使用のクワッドガラス、さらにその上も登場しています。

当然枚数が増えるほどコストと重さは上がるので、利便性とのトレードオフを考慮する必要があります。

中空層のガス

中空層に熱を通しにくいガスを封入することでも断熱性能をあげられます。「普通の空気(ガスの封入なし)」<「アルゴンガス」<「クリプトンガス」のうち後になるほど断熱性能が高まります。

Low-e

リクシルWebページ( https://www.lixil.co.jp)より引用

Low-eとは Low Emissivity の略で、ガラスの中空層に金属のコーティングをすることで熱を反射させ断熱性能を上昇させる仕組みです。外側のガラス面の内側にコーティングがある「遮熱型」と内側のガラス面の外側にコーティングがある「断熱型」が存在します。

遮熱型

日光の放射を最大限抑える型です。夏の日差しによる気温上昇を最大限抑える効果を持ちますが、逆に春暖かい日差しも弱まることになるため、外は温かくても家の中は寒いという場合もあります。夏を優先する型と言えます。

断熱型

部屋の温度を逃がさない型です。冬の日射を取り込みつつも熱を逃がさないことで、温かさを保ちます。冬を優先する型と言えます。

どう選ぶべきか?

パナソニックホームズの建築士の話では、関東以西の雪が降らず冬がそこまで寒くない地域はすべて「遮熱型」で問題ないとのことでした。ですので、私の場合はすべて「遮熱型」としましたが、正直不安な面はあります。こちらは建った後にレポートできればと考えています。

寒さが気になる北側の窓は「断熱型」、西日のきつい部分は「遮熱型」と使い分けることでより快適な住環境が得られる可能性もありますので、営業や建築士とよく相談の上で判断してください。

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まとめ

オススメの窓

メンテナンスの観点で考えると、やはりいかに「結露」を防ぐか? にかかってきます。結露が起こることでカビやダニの発生につながり、また躯体の内部が結露すると家自体の寿命が短くなり、地震等が起こった際の耐震にも影響が出てきます。

そのため、最低限、「アルミ樹脂複合 Low-e」は必須です。断熱性を重視する場合は、「樹脂トリプルサッシ」以上が求められてくると考えます。

浅雲家の窓は?

パナソニックホームズの窓は「三協アルミ」からの選択となります。なので上の写真にあるトリプルサッシを入れたい! と考えていたのですが、浅雲家は「準防火地域」に位置するため、残念ながら防火窓は 「アルミ樹脂複合 Low-e 」 がMAXでした……。

主なハウスメーカーの標準

ちなみにサンヨーホームズ住友不動産は「リクシルのサーモスIIH」が標準でした。中堅メーカーは大体「アルミ樹脂複合 Low-e」になります。

スゥエーデンハウスは「Low-E トリプル木製サッシ」、一条工務店は 「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」 が標準です。 正直断熱性能についてはパナソニックホームズは他の大手より一歩遅れている印象は否めません。

ハウスメーカー選びには自分が優先したいものは何か? を自分自身で見極めることが大切になってきますので、しっかり考えて後悔のない選択をしていきましょう。

↓他のパナソニックホームズ施主の皆さまのブログも参考になりますよ!

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