シェード?ロールスクリーン?【注文住宅】窓に付けるカーテン種類のメリットデメリットとおすすめ採用箇所実例

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カーテン

どうも浅雲(あさぐも)です。注文住宅において窓は確実につくることになるため、そこにつけるためのカーテンやシェード等が必要になってきます。 浅雲家の賃貸マンションでもカーテンのみの窓しかなく、注文住宅を建てるまでその他の選択肢について考えたことがありませんでした。

今回はカーテン類の種類とそれぞれのメリットデメリット、おすすめ採用箇所と浅雲家の場合の実例を紹介いたします。 窓に取りつけるシェードやブラインド、ロールスクリーン等を合わせて「ウィンドウトリートメント」という総称がありますが、ここではわかりやすく「カーテン類」として解説しています。

アイキャッチ画像はUnsplashよりJon Tyson氏の画像を引用させていただきました。

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カーテン類の役割

PexelsによるPixabayからの画像

カーテン類を選択するためには、まずカーテン類をなぜ窓につけるのか? について把握しておく必要があります。

遮像~窓の外からの視線の遮断

特に道路に面しているリビング・ダイニング等で重要になってくるのが窓の外からの視線の遮断です。プライバシーの観点からも、窓にカーテン類をつける理由としてはかなり上位になると考えます。

特にレースカーテンの種類によっては薄くてぼんやり中にいる人の動きがわかってしまうものもありますので、その観点で遮像性の高いものを選ぶ必要があります。

遮熱・断熱~熱の遮断

カーテンやシェードによって夏場は外部からの熱を遮断し、また冬場は家の中の暖房による熱を外に逃がさないことで、家の内部の温度を快適に保ちやすくなります。こちらもリビング・ダイニングのような大きな窓を設置した箇所に考慮したい要素となります。

遮光~光の遮断

カーテンの役割として、光を遮るというものもあります。こちらは特に寝室等で重要になってくる要素です。日中でも睡眠が必要な仕事や朝そこまで早くない場合等は遮光性の高いものを選びましょう。

逆に寝室でも朝日とともに起きたい場合や、リビング・ダイニング等でレースカーテンの遮光性が高すぎると、朝に光が思ったようにささず起きられなかったり、日中でも照明をつけないと薄暗いというデメリットが発生します。特にレースカーテンについての遮光性は一概に高いほど良いというわけではないので注意が必要です。

UVカット~紫外線の遮断

窓から日光が直接差し込むということは、紫外線も同様に入ってきていることになります。特に直射日光が差し込む窓は紫外線対策としてUVカットも重視しましょう。

遮音~音の遮断

カーテン類によってある程度は外に漏れる音を低減する効果が期待できます。あくまで補助的な役割にはなりますので、遮音が必要な場合はその点を留意して検討しましょう。

防炎~炎の遮断

こちらはカーテン自体の機能というわけではありませんが、カーテン類は基本的に布製であるため、火災が発生した場合に非常に燃えやすく、カーテンに燃え移ると火の勢いが拡大して手が付けられなくなってしまいます。

火の気が多い場所では燃えにくい防炎カーテンを採用することで、火災の拡大を未然に防ぐことができる可能性があります。可燃物が多い箇所では採用を検討しましょう。

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カーテン類の種類

StockSnapによるPixabayからの画像

カーテン

窓に設置するものについて、最もスタンダートなアイテムが「カーテン」です。多くの方がまず窓を覆うためのアイテムとして最初に想像されるかと思います。

メリット

カーテンのメリットとしては上記にあげたような遮像・遮光・UVカット・遮熱等のカーテン類に求める効果をあげるための組み合わせ種類が非常に豊富で求めるものが得られやすい点です。 特に複雑な操作は必要なく、左右に引くだけで簡単に開閉が可能である点もメリットと言えます。

また既製品も豊富に存在し、既製品をうまく採用することで大幅に費用を抑えることが可能になる点も大きなメリットです。さらにレールにひっかけて開閉するだけで機械的な仕組みがないため、壊れにくく耐久性が高い点も優れています。

さらにカーテンレールからカーテンを取り外して新しいカーテンを購入しやすいことで、業者に訪問してもらわなくても将来的な模様替えがやりやすい点も大きなメリットと言えます。

デメリット

カーテンのデメリットとしては、開いたときに左右に束ができるため、そのスペースが必要な点です。また開いたときに左右の束分窓が覆われることになるため、窓が狭く感じられてしまう点もデメリットです。

このあたりはカーテンの設置の仕方によって解消されたり緩和することが可能です。 いずれにしても、カーテンレールの下地や房掛けの位置等が必要になるため、 間取りの設計段階から考慮が必要です。

またカーテン自体の種類は豊富なものの、見た目の印象は大きく変わることはないため、新居にスタイリッシュさを求める方には向いていません。

おススメの採用場所

いわゆる引き違い窓やベランダ・テラスにつながる掃き出し窓等、大きな窓への採用にむいています

ロールスクリーン

bluet7001さんによる写真ACからの写真

ロールスクリーンは上部に巻くパイプ部分があり、紐状のチェーン等を操作することで布を上下に動かす仕組みのカーテン類です。カーテンのようなひだはなく、基本的には布が一枚だけになります。

メリット

ロールスクリーンのメリットとしては構造が簡単であるため、費用面を抑えることができる点、カーテンに比べて房掛けやカーテンレール等が不要になり見た目がすっきりとする点、撥水加工の商品があるため水回りに使いやすい点があげられます。

デメリット

デメリットとしてはサイズに制限があり、大きな窓等では隙間ができる場合がある点です。また巻き取る必要があるためあまり厚い布が使用できず遮光性・遮熱性は他のカーテン類に比べて高めにくい点があげられます。また操作がチェーン上の商品の場合、小さな子供が首をひっかけてしまう事故が発生したことがあったため注意が必要です。

おススメの採用場所

ロールスクリーンは小さな縦滑り窓に向いています。また撥水加工したものを採用することで、水回りでの採用もおすすめです。また取り付けしやすく操作も簡単であるため、収納や扉をつけるまでもない場所の間仕切りにも向いています

プリーツスクリーン

浅雲家の畳コーナーに採用したプリーツスクリーン

プリーツスクリーンも操作方法は同じですが、スクリーンをプリーツ(折ひだ)をつけたもので、じゃばら状になっている折ひだをたたむ形で収納するタイプです。

メリット

メリットデメリットはロールスクリーンとほぼ同様ですが、プリーツスクリーンはその見た目と和紙風のものを選択できる点から、和室に組み合わせやすい点がメリットです。

デメリット

こちらもほぼロールスクリーンと同様ですが、通常のプリーツスクリーンは折ひだをたたむために紐を通す穴がありそこから光が漏れるため、遮光性を高める場所には向いていません。穴がない商品もありますので、遮光性が重要な場所でプリーツスクリーンを採用する場合はそちらを選択しましょう。

おすすめの採用場所

プリーツスクリーンもロールススクリーン同様に小さな縦滑り窓に向いています。メリットの所であげましたが特に和紙調のタイプもあり和の雰囲気が強い為、モダンな和室での採用に向いています

シェード

kimtoruさんによる写真ACからの写真

シェードは「ローマンシェード」ともいわれる布をたくし上げる形で上下させるアイテムです。ロールスクリーン等と同様に紐を操作して上下することになります。ロールスクリーンとの違いは、布を「巻く」のではなく「たくし上げる」形になるため、開けた場合に窓の上部に布のたまりが出来る形になります。

メリット

シェードのメリットとして大きいのはカーテンと同じ生地を使用することが可能である点です。それにより、同じ部屋で掃き出し窓と縦滑り窓が混在している場合、掃き出し窓はカーテン、縦滑り窓はシェードとすることで同じ生地を使用することができます。そのため、カーテン同様にいろいろな機能をもった布地を選ぶことができ、組み合わせがしやすいのはメリットと言えます。またたくし上げる形状から高級感とレトロ感の演出が可能です。

デメリット

デメリットとしては上部にたくし上げる形をとるため、設置位置によっては窓の上部が常に覆われる形になってしまう点です。天井付け等窓から離すことで解決はできますが、その場合は設計段階で下地位置等を事前に準備しておく必要があります

また操作性という観点ではロールスクリーンやプリーツスクリーンと比べて若干コツがいり、慣れないとうまく上下できない点は注意が必要です。

おすすめ採用場所

おすすめ採用場所としてはメリットにあげた通り掃き出し窓と縦滑り窓等の小さい窓が混在している部屋の小さい窓の方に採用するのがおすすめです。操作性は劣るため、頻繁に窓を開閉する場所には向いていません

ブラインド

Photo by Andrew Buchanan on Unsplash

ブラインドはオフィス等には頻繁に採用されているアイテムです。長細い羽根状のパーツを組み合わせることで構成されており、他のスクリーン系と同様に紐状のもの操作することで開閉します。一般的なのは縦に操作する横に羽根が付いたブラインドですが、縦に羽根が付いた「バーチカルブラインド」も存在します。

メリット

羽根の角度を調整することで開閉作業をすることなく調光・遮像が出来る点は大きなメリットです。また オフィスで使用されている点からわかる通り、費用面は安価なものが多い点がメリットです。

デメリット

ブラインドのデメリットとして、羽根状になっているため掃除がしずらいという点があげられます。またメカニカルな部分が多い為、壊れてしまってうまく調光・開閉動作が出来なくなる危険性はカーテンより高くなります。

どうしても隙間が出来る構造であるため、断熱性・遮光性についてもカーテンより劣る場合が多いです。

安いという点をメリットにあげましたが、材質や羽根の数等によって変動幅は大きいため一概に安くない場合がある点には注意が必要です。特に最近人気の「バーチカルブラインド」については通常のカーテンより費用が高くなる場合も多い為、採用したい場合は事前に予算を確保しておきましょう。

おすすめ採用箇所

ブラインドは調光操作がやりやすい為、頻繁に調光をしたい場所に向いています。またカーテンよりスタイリッシュで現代的な印象になるため、インテリアの方向性によって採用を検討しましよう。

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浅雲家実例

子供部屋にはシェードを採用

浅雲家の場合、1階・2階の掃き出し窓については通常の「カーテン」とし、和室コーナーについては和紙調の「プリーツスクリーン」、ホールについては操作が簡単な「ロールスクリーン」を採用しました。2階の寝室の縦滑り窓、子供部屋の縦滑り窓についてはカーテン記事を使用した「シェード」としました。

東と南の吹き抜け窓、洗面所と風呂場の窓については型板ガラスを採用しており、視線は通らないため、いわゆるウィンドウトリートメントにあたるカーテン類は設置しませんでした

間取り・窓の配置は以下をご確認ください。

入居3カ月たった現在の実感と注意したいポイント

まずシェードについては思った以上に上げ下げが面倒に感じています。こちらはカーテン以外に慣れていない面もありますが、上記したように窓の開閉頻度が高い場所での採用は避けた方が無難です。

浅雲家では最初のころは上げ下げしていたのですが、最近はレースだけの状態にしてメイン側の布は上げたままになっています。ホールのロールスクリーンと畳コーナーのプリーツスクリーンについても基本的に上げ下げすることはなく下げたままであることが多いです。

カーテン以外を採用する場合は、基本は下げたままでの運用を想定して遮光性を検討するのが無難です。

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まとめ

Photo by Josh Hemsley on Unsplash

今回はカーテンをはじめとするウィンドウトリートメントの種類と選び方のオススメについてお届けしました。現代の注文住宅は引き違い窓が少なくなりスタイリッシュな縦滑り窓、横滑り窓の採用が増えているため、カーテン類も「カーテン」以外の選択肢を選ぶことが増えています

各ウィンドウトリートメントの種類と特徴をふまえ、後悔のないカーテン計画を進めてください! 次回は今回の特徴をふまえた費用の抑え方のコツについて書ければと思います!

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