どうも浅雲(あさぐも)です。パナソニックホームズ施工部分のWeb内覧会が終わりました。今回はかつ注文住宅づくりの最後の仕上げといえる「外構(エクステリア)」について、まずは前回の後悔からどう進行したかの浅雲家の実例とそこから得たコツをご紹介できればと考えております。コツだけ知りたい方は目次よりジャンプをお願いします。
リアルタイムで後悔していた時の記事は以下からご覧ください。ハウスメーカー経由と別途で依頼した場合のメリットデメリットについても記載しております。
アイキャッチ画像は ErikaWittlieb氏によるPixabayからの画像を引用させて頂きした。
外構の概要
外構の役割
あらためて注文住宅における外構の役割とは、 フェンスや門柱、駐車場スペースのコンクリートやアプローチ等、住宅本体以外のすべてを担います。本体の建物だけでなく、外構部分が合わさって初めて建物が完成しますので、外構のもつ役割は非常に重要です。
その割に、契約前はほとんど話に出ず、契約後の終盤に詳細打ち合わせがはじまったり、本体工事を頼んだ会社と別の会社を探し始めたりするため、非常にあわただしく、なかなか満足な打ち合わせができないことも多く、ひいては外構の失敗や後悔につながることになってしまいます。その証拠として、先輩ブロガーも多くの方が外構を失敗・後悔ポイントとしてあげられています。まだこれから建築に臨まれる方は、そうならないようにするため、浅雲家の実例とコツを参考にしてください。
浅雲家の実例
契約まで
浅雲家の場合、打ち合わせ終盤まで選考に残った「サンヨーホームズ」「住友不動産」そして契約した「パナソニックホームズ」すべてで外構プランもだしてもらい、概算見積も頂いていました。ただハウスメーカー経由での契約は高いという先入観があったため、請負契約には含まず、そこまで真剣には外構を検討していませんでした。ここで外構は後回しでよいだろうと考えて真剣に検討しなかったのが大きな失敗でした。この時の見積もりは約230万円でした。
建築開始後に外構業者を探し始める
建築が始まった昨年11月ごろから外構業者の打診をはじめました。まずはネットで自分の住所周辺でやってもらえそう、かつしっかりしてそうな外構会社を選定し、3社ほど問い合わせフォームから見積もり依頼を出しました。しかし、そのうち2社はまったく返答無しという状況で、残った1社目も見積もりが280万円とパナソニックホームズより高いものでした。
パナソニックホームズを再検討
最初の会社があまりに高かったため、その他の会社もネットで自力で打診してみたもののなんと追加4社中返答があったのは1社でしかもその会社は現地調査後にプランと見積もりが出てこないままフェードアウトとうまく見つかりませんでした。上のプラン図は前回の記事より後に自力であたった業者から頂いたプランですが、見積もりはなんと484万円と最も高額でした。
そこでもう一度パナソニックホームズ経由の外構業者にも詳細見積もりしてもらいました。契約前から変えてほしいことを伝えて再度見積もってはもらったのですが、やはりデザイン面が微妙な点とその割に値段が高めな点から、最終的には依頼には至りませんでした。
一括見積サイトから相見積もり
一括見積サイトは中間マージンがもったいないかなと思って最初は利用しなかったのですが、思うように良い外構業者が見つからず、最終的には一括見積サイトからも見積もりを依頼しました。すでに自分であたった業者を除いた業者から追加で2社紹介してもらえ、最終的にはそのうち1社と契約に至りました。
費用が予算内であったのはもちろんですが、デザイン面が気に入った点と、契約前の段階でこちらの要望や変更依頼に非常に素早く対応してもらえたのが決め手となりました。
最終的には当初の見積もりからウッドデッキ・タイルデッキや家庭菜園スペースは後にDIYすることいして外して、その分道路回りは宅配ボックス付きポストや装飾をグレードアップする形で修正しました。最終的な外構工事の請負契約価格としては200万円と当初の見積もりより30万円おさえることに成功しました。
外構費用を抑えてかつおしゃれにするコツ
外構は要素を削れば削るほど安くはなりますが、せっかく家にはお金をかけたのに外構がおしゃれでないとアンバランスになり非常にもったいないです。以下に私が上記実例から学んだコツを記載しましたのでこれから外構に臨まれる方は参考にして頂けましたら幸いです。
コツ①~要望に優先をつける
まず第一段階として要望に優先をつけましょう。外構で自分のやりたいことが明確になっていないと、いくらデザインと見積もりをもらっても判断基準がたてられません。
以下の要素がありますので、それぞれどの要素が自分たち家族にとってどれが重要で、どれは優先を下げるのかを事前に考えておくのが最初のステップとなります。
クローズ・セミクローズ・オープン外構
最初に決めたいのがいわゆる門扉やガレージゲートを取り付けて完全に道路から侵入できないようにする「クローズ外構」にするか、微妙に塀をつける「セミクローズ外構」、完全に道路側には柵を設けない「オープン外構」のどれにするかを決めましょう。
壁やフェンスが必要になる分、クローズが一番高くなり、オープンが一番安くなります。予算や要望、周辺の治安等も考慮して決めましょう。
ガレージの駐車台数
せっかく注文住宅を建てるからには、最低限、家族が所有している自家用車分のガレージは用意したいところです。来客用のガレージについては頻度にもよりますが、優先はだいぶ下げるのがおすすめです。
またカーポートをつけるかどうかも1台分で数十万は変わってくるため、必要性を考慮して付ける数を検討しましょう。
隣地とのフェンス
隣地とのフェンスについても値段が大きく変わるポイントです。長さと高さによって大きく値段が変わるため、高さや設置部分についてはよく検討しましょう。目隠しとしてある程度の高さがいるのか、それとも境界が分かるだけで良いのか等、こちらもフェンスの目的をちゃんと決めて外構業者に伝えるのが重要です。
ウッドデッキ・タイルデッキ
庭にウッドデッキ・タイルデッキを置きたい方は多いと思います。こちらも広さによって値段が変わってくるため、見積もる際はある程度そろえておきましょう。
コツ②~契約前にハウスメーカー経由で出来るだけ固める
次に、最初はハウスメーカー経由での外構進行を契約前に進めることを強くおススメします。契約前の段階で外構をそこまで決められるの? と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。ハウスメーカー・工務店としては契約させれば勝ちであり、「なんとしても契約させたい!」と考えていますので、契約前はこちらからの要望には大抵のことは応えてくれます。逆にここで渋るような営業は、契約後はよりこちらの要望に応えてくれなくなる可能性が高いので、変更を検討しましょう。
浅雲家の場合でも、上述したように打ち合わせを最終段階まで進めた「サンヨーホームズ」「住友不動産」、契約した「パナソニックホームズ」すべてで契約前時点で外構プランと概算見積はもらっていました。浅雲家の場合プランはもらったもののそこまで深く煮詰めませんでしたが、契約前に間取りや基本的な建材と同じくらいのウエイトで納得がいくまで検討しましょう。
請負契約に組み込むかどうかは要検討です。あとで外しても良いという確約がもらえるようなら、ローンに組み込め、値引きも大きくなりやすいメリットがありますので、組み込むことをお勧めします。あとから外せない場合は、よっぽど気に入った場合以外はいったん外しておいた方がコスト面・デザイン面の比較ができるという観点で安全です。
コツ③~注文住宅契約前に必要な予算感を確定・確保する
ハウスメーカー・工務店で契約前に外構の見積もりを固めることで、どこまでやればどのような外構ができるか?の予算感を知ることができます。いったんはハウスメーカー・工務店経由で依頼した場合の見積もりを外構にかけられる上限値として、予算を確保しましょう。
コツ④~予算から2割程度下げて複数業者にて相見積
これをご覧になられているほとんどの方はハウスメーカー・工務店選びは複数社から選定して1社へ絞りこんだか、もしくはそうしようと考えられていると思います。外構業者についても同様の形で進行することをお勧めします。その際お伝えする外構予算は、いったんコツ③で決めた額から2割程度は減算した額でお伝えするのをお勧めします。
特に外構についてはデザイン性や機能性ふくめ業者毎に方向性もふくめ千差万別です。できる限りこちらの希望する条件は合わせて伝えたうえで、プランをもらえる業者を選びましょう。その際は費用面も重要ですが、こちらの要望へのレスポンス、デザイン自体が気に入るかどうかも重要なチェックポイントとなります。
コツ⑤~一括見積サイトを利用する
自力での外構業者探しに限界を感じた私は一括見積サイトを活用しました。
ハウスメーカー・工務店以上に外構業者はピンキリです。浅雲家の場合は上記の実例のように個別にWebページからも打診したのですが、ネットはあるだけですでに潰れているのか、メールのメンテナンスを怠っているのか全く音信のない外構業者も多くありました。一括見積サイト経由で外構業者を申し込んだ場合、住所から近くの業者を紹介してもらえます。また現在の進捗状況の確認が見積サイトからありますので、少なくとも全く音信が途絶えるということはありません。
注文住宅本体より金額は小さいとはいえ、何百万の費用がかかることになりますので、進捗管理をしてもらえる第3者が入ることで安心感が高まります。もちろんその分マージンが上乗せになるととは思いますが、外構は業者毎の見積もりがかなりばらつきがあるため、最終的に浅雲家が選択した業者は直接見積もりしてもらった業者と比較しても特に割高ということはありませんでした。
コツ⑥~最後におまけで一押し!
こちらはハウスメーカー・工務店と契約するときと同じです。新築の外構は外構業者にとっては一括で大きな収入が得られる、美味しい仕事であるため、できる限り契約したいと考えているはずです。逆にこの時点でやる気のない業者はやめておいた方が無難です。最後の一押しとして、契約するのでと明言の上で端数を削ってもらったり、例えばシンボルツリーを一本おまけしてもらったりしましょう。
浅雲家の場合は先方からシンボルツリーおまけの提案があったうえで、さらに表札に付ける猫のアクセサリを最後に2個つけてもらって契約しました。
さすがに十万単位だと厳しいと思いますが数万単位なら結構な確率で応じてもらえますし、難しい場合でもなんらかのカウンター提案があるはずです。うまく契約にもちこみましょう。
まとめ
今回は外構の費用を抑えておしゃれにするコツについて書かせていただきました。おさらいすると「優先を決める」「予算を決める」「相見積もりをとる」となり、注文住宅のハウスメーカー・工務店を決める手順と全く同じです。
ハウスメーカーに比べて業者数が多く、かつその地域でないと活動していない場合が多い為、なかなか見つけにくいのが外構業者です。また外構業者によって得意不得意分野があり、それにより価格のばらつきやデザインセンスの差が大きい点もさらに選択が難しくなっている要因です。
まとめると当たり前のことですが、ハウスメーカー・工務店を決めていろいろ設計中であったり建て始めている状況で探すことになるので、なかなか外構業者探しに時間が割けない場合が多いと思います。そういった観点でも自分で一から探すのではなく、一括見積サイトを活用するのは非常に有効です。
すでに外構の方針が固まっている方や、いろいろ当たっているけどなかなか良い外構業者が見つからないという方は、一度以下のサイトから一括見積もり依頼をしてみてください!
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