どうも浅雲(あさぐも)です。引き渡しは終わりましたがまだ引っ越し前で住んではいない状態です。今回は注文住宅を建てる終盤で登場する火災保険についてです。
注文住宅における火災保険とは
火災保険とは、建物にかける保険で、火災に見舞われた際にその損害状況に応じて支払われる保険の意味ですが、現代の火災保険はその内容によって火災以外に風災や水災、破損や盗難にも対応するものがあります。注文住宅においては住宅ローンを組む方がほとんどになると思いますが、その場合火災保険への加入が義務付けられていることがほとんどとなります。
引き渡し日から開始となるように契約を結ぶ必要があり、ぼんやりしているとギリギリになってしまう場合があるため、引き渡し予定日2カ月前ぐらいには考え始め、2週間ぐらい前には決めるのがおすすめです。
地震保険について
地震保険は単独では加入することができず、かならず火災保険を主契約として加入する必要があります。また地震が発生して保険を支払う状況下では多くの人が同状況になっていることが考えられるため、地震保険は火災保険の評価額の1/2までの支払いとなります。
火災保険の決め方3つのポイント
ポイント1~補償内容を決める
まずは補償内容から考えましょう。「火災」については当然入るとしても、例えば「水災」については土地によっては入る必要がない場合もあります。必ず地方自治体のハザードマップで自分の土地の情報を確認し、必要性を検討しましょう。「地震保険」については耐震等級が高く自信がある場合は入らないという選択肢も考えられますが、万一のことを考えると入っておいた方が安心は買えます。「盗難や破損」は発生する確率が高く、補償してもらえるとより安心ですがもちろんその分保険料があがりますので、バランスを考えましょう。
会社によって補償内容や条件が細かく異なる場合がありますので、補償内容をそろえて比較しましょう。「特約」についても会社によってさまざまなものが用意されていますので、欲しい特約がある会社を選択するのも一案です。
ポイント2~建物補償金額を決める
次に考えるべきものは補償金額です。基本的には「再調達価格」=税込みで新しく建てられる価格がおすすめではありますが、もちろん金額が高くなるほど保険料が上がるため、ある程度災害が発生した場合は規模を縮小することも想定して決めましょう。
注意点としては建物価格については評価額を基準に上限が設けられており、上限を超えた金額に保険料を設定しても上限までしか保険料は支払われませんので注意が必要です。
ポイント3~家財の保険金額を決める
最後に強くお勧めしたいことが「家財」にも補償金額を設定することです。建物が被害を被った場合、確実に家財についても失われてしまう可能性が高いです。そのためにも必ず家財の金額も設定しましょう。 同じ金額でも家財の金額の方が建物単体よりかなり割高になりますが、その分補償範囲も広くなります。
家財にかけなくても、建物を高くすればよいのでは?と考えらる方もいらっしゃるかもしれません。建物については破損状況によって補償金額が変わるため、中の家財が全部壊れても建物が半壊状態であれば半分しか支払われないことになってしまいます。必ず家財保険は別途でかけるべきです。ただし、家財保険の金額について、保険会社の金額例は明らかに過剰なものになっていると感じました。家財保険もかけすぎると保険料がかなり高くなってしまうため、全部ではなくある程度必須なものを買いなおすと想定して金額を設定しましょう。
浅雲家の場合
浅雲家の場合、パナソニックホームズの提携ローンを利用したため、保険も提携している三井住友海上の「GK住まいの保険」を利用してほしいとのことでした。こちらは必須ではないようでしたが、割引があり、パナソニックホームズの営業経由で加入が可能ということで、軽く調べた限りではそこまで金額も大きな差はなさそうなので「GK住まいの保険」の中で検討しました。
ポイント1~補償内容を決める
補償内容について、「GK住まいの保険」では大きく3パターンがありました。全補償のパターンとそこから「水災」を除いたパターン、「破損・汚損」を除いたパターンです。また特約で電気や機械の故障が補償される「電気的・機械的事故特約」もおすすめされました。
浅雲家では特約はなしで全補償のパターンを選択しました。地震保険についても万一を考え、また鉄骨造で保険料が安いこともあり加入することにしました。
ポイント2~建物補償金額を決める
こちらについてはパナソニックホームズからの提案は固定で請負金額となっていましたが、かなり保険料が高くなってしまうため、350万ほどすくない金額に設定しました。万一の場合はその時の状況に応じて建て直すか決められればと考えています。
ポイント3~家財保険金額を決める
こちらについてはパナソニックホームズからの提案は0円となっていましたが、必須なものを買いなおす金額として建物補償金額を減らした分逆に300万入る形としました。
金額はどれくらい?
火災保険10年地震保険5年の加入で約24万円でした。破損・汚損補償なし、家財0円の場合で約20万円でしたので、ある程度の注文住宅を建てた場合は火災保険(地震保険込み)で2万/年程度は覚悟する必要があると思います。
まとめ
火災保険は万一に備えるものとなります。万一が発生した際に満足な補償を得られないと厳しい状況になりますので、支払額が無理のない範囲で最大限の補償を検討しましょう。
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