どうも浅雲(あさぐも)です。パナソニックホームズで新築して入居してから約2週間が経過しました。建て終わった現時点でのパナソニックホームズのメリットデメリットをまとめたいと思います。パナソニックホームズを含めた建築会社をご検討中の方は是非参考にしてください。
ちなみに契約までの選考とその時点で感じていた良い点悪い点は以下となります。合わせて参考にして頂けましたら幸いです。
アイキャッチ画像は浅雲家の現時点での外観です。外構もほぼほぼ完成してきました。
パナソニックホームズの7つのメリット
キラテックタイル
パナソニックホームズのメリット、良い点として、やはりまず第一にあがるのがキラテックタイルです。メンテフリーが理想だった浅雲家にとって、完全メンテナンスフリーを謳っているこのキラテックタイルは大きな決め手となりました。タイル自体はTOTOのもので、一条工務店のハイドロテクトタイル等と基本的には同じものです。ただキラテックタイルが他社と違う点は、シーリング目地なく施工することでシーリング部分のメンテナンスをしなくてよくする工法を採用している所です。
ただこの工法にもデメリットがあります。セキスイハイム等はタイル外壁の場合、工場でタイルまで施工してから上棟となりますが、パナソニックホームズの場合は上棟時点ではタイル張りは行えず、現場で手作業でのタイル施工となります。そのため、タイルの貼り付け品質は実際に工事する人に依存し、品質の安定性という観点では不利となります。タイルがゆがんでいる等、気にされる方は確認時によくチェックしたほうが良いかと思います。私の場合は見てもよくわからなかったので、「うん、いいね!」で確認は終わりました。
浅雲家でも写真のような形でキラテックタイルを採用しましたが、大変キレイでとても気に入っております。パナソニックホームズでもタイルを採用しないことは可能ですが、正直キラテックタイルを採用しないならばパナソニックホームズにする意味がないといっても良いくらいだと思います。
エコナビ換気システムHEPA+
パナソニックホームズで標準採用されている第1種換気システムで、PM2.5だけでなく、PM0.5も対策してくれると謳っています。ハウスメーカーならだいたいいい感じの換気システムを採用していますが、パナソニックホームズの良いところはメンテナンスすべきところが床下に集約されているため、特に天井裏に上ったりしなくてよく、メンテナンスがやりやすい点です。浅雲家の場合は洗面所にHEPAフィルターが備え付けられており、3カ月に一度掃除するように言われています。換気システムはメンテナンスしないと逆に空気が汚れてしまうため、これがやりやすい点はメンテナンスフリーの観点で大きなメリットに感じています。
地震に強く標準で耐震等級3
軽量鉄骨のため、もともと強い家ではあるのですが、「パワテック」という技術もあり何もいわなくても耐震等級3が余裕で取れる構造になっています。また、これから建てられる方には「地震安心保証」による建て替え保証がはじまり、火災保険に付帯する地震保険だけでなく、掛け金不要でパナソニックホームズが立て替えてくれるという保証がスタートしています。パナソニックホームズの地震への強さに対する自信の表れだと思いますし、地震大国の日本で建てるうえで非常にうれしいサービスだと思います。この点については大きなおすすめポイントです。
鉄骨なのに間取りの自由度が高い
こちらはパネル工法ではなく鉄骨軸組であるHS工法の場合になりますが、15cm単位で間取りの構成が可能のため通常の尺モジュール、メートルモジュールを超えた間取り調整が可能です。
階段も通常の場合は尺モジュールだといわゆる1尺=910mmが壁や手すりをふくめた階段範囲となり昇降できる有効寸法がかなり小さくなりますが、パナソニックホームズの場合はゆったりした階段が標準で採用可能です。 もちろん構造計算上難しい場合もありますが、軽量鉄骨造のため柱のない広い空間も容易に実現可能となります。
浅雲家でも15cm単位で契約前に縦幅を伸ばしたり、玄関と畳スペースの取り合いに至っては最後は微調整もやっていただけたので、間取りの自由度という観点では非常に高かったです。そのため、浅雲家の場合は最終的に各部屋の畳数が5.3畳や8.2畳等になってきっちりした畳数の部屋は存在しなくなりました。
浅雲家の最終間取りは以下となります。
契約後の見積もり金額変動が明確
他社の契約後の変動についてどう進行するかはわかっていないのですが、パナソニックホームズの場合は打ち合わせの度に日数はかかりますが打ち合わせであった変更点の明細とその金額変動を記載した明細をもらえるので、何を変更したからどのように金額が変わったのかが非常に明確でわかりやすかったです。
合わせて下記の契約後の変更工事による金額変動実例もご確認いただければと思います。
アクセントクロスはどれだけ採用しても金額変動なし
基本的にはパナソニックホームは珪藻土の壁を活かすために透湿クロスを選択することになりますが、アクセントクロスや洗面所やトイレ等の水回りについてはサンゲツやリリカラより金額変動がないものをインテリアコーディネーターさんが教えてくれます。それでも非常に豊富でどれだけ選んでも金額変動がない点はクロスで凝りたい人にとってはメリットと言えると思います。
施工品質は高め?
こちらはまだ2週間で浅雲家の場合は何とも言えないところですが、細かい不具合やトラブルはあるにせよ、特にパナソニックホームズ時代になってから、あまり施工不良連発みたいな話を他のパナソニックホームズブロガーで見聞きすることはありません。他ハウスメーカーのブログでは不具合でもめているブログも散見されますが、パナソニックホームズは基本的な躯体が工場生産で一定品質を保てることが大きいと考えます。
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パナソニックホームズのデメリット
気密断熱性は今一歩
私が感じるパナソニックホームズの一番のデメリット、弱点はこの気密断熱性です。軽量鉄骨造であるため仕方ない面もありますが、気密断熱性の観点ではここをアピールしている多くのハウスメーカーや工務店に比べて劣っているのは否めません。ZEH仕様にすることは可能であるため、ある程度の気密断熱性を持った住宅を建てることは可能ですが、標準ではないためやりたい場合は契約前に相談が必須となります。
また窓についても三協アルミ製のアルミ樹脂複合サッシが標準であるため、多くの気密断熱性をアピールするハウスメーカーや工務店より遅れている印象です。このあたりアップグレードは可能とは思いますので、こちらも契約前に相談しましょう。
パナソニックホームズの窓については以下もご確認ください。
建築費用は高め
こちらは契約時の感想と同じですが、坪単価では間違いなく高い部類に入ります。 浅雲家の場合、最終的な契約時点で消費税抜き、外構・エアコン・照明・カーテン抜きの価格で坪単価は約80万強となりました。浅雲家の場合太陽光や全館空調はないため、かなり高めと言えるでしょう。
原則パナソニック製品しばりに
キッチン・トイレ・お風呂の水回りをはじめ、照明、スイッチ、部屋の扉や靴箱等の建材を含め多くの部材がパナソニック製品しばりとなります。こちらは他社の製品を利用したいという強い希望がある場合はデメリットとなりますが、逆にパナソニック製品に抵抗がなければメリットとも言えます。
もちろん施主支給や他社製品の依頼も可能ですので、適宜営業と相談しましょう。例えば私の場合はシーリングファンについてはパナソニックホームズ手配のものではなく、オーデリックのものを施主支給しました。またナノイー付きシーリングライトもパナソニック製ではありましたが施主支給の方が安かったので、私の方で手配して自分で買いました。
まとめ
建築後の時点でのパナソニックホームズのメリットデメリットをまとめました。懸念点だった営業の方への不安については、正直非常によくやっていただけたと思います。親身になってくれる系ではなかったですが、やり手系で私にはあっていたと今では思います。特にいろいろな方面に顔が利き交渉等の窓口になっていただけたのは助かりました。
私自身はパナソニックホームズで建てて良かったと考えていますが、他のハウスメーカーももう少し見てみたかったという思いもあります。まだ建築検討中の皆さまは、いろいろ比較したうえで是非後悔のない家づくりをしてくださいね!
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