どうも浅雲(あさぐも)です。ついにパナソニックホームズの象徴であるキラテックタイル貼り付けも完了し足場がなくなり、いよいよ引き渡しの比が近づいてきました。アイキャッチ画像は足場が取れた後の浅雲家外観です。今回は短めですが、設計上に考えていた長さが実測で違う状態になった例を2例紹介します。
設計での長さと実測が違う!
実例1~カップボード左右の有効幅が足りない!
上記は浅雲家の1F図面です。図面左側のキッチン背面はカップボードになっていますが、この上に冷蔵庫、下に賃貸マンションで使っていた食器棚を入れる想定でした。冷蔵庫の横幅が650mm、食器棚は800mmのサイズで、設計士に確認したところ、設計上の有効寸法は冷蔵庫側は668mm、食器棚側は810mmとれる想定でした。この時点でギリギリだったため、最低限冷蔵庫が入るようカップボード位置は建築後に確認する手はずとなっていました。
先日、実際に建ってから実測したところ、巾木等の影響で実際にとれるサイズは冷蔵庫側を670mmとった場合に食器棚側は790mmとなり、想定より約20mmは短くなってしまっていました。
冷蔵庫が入らないのは困るため、食器棚は持っていくのをあきらめざるを得なくなってしまいました。カップボードサイズを20cm縮めるか迷ったのですが、ここは完全に見込みがあまく早くも後悔ポイントとなってしまいました。
実例2~框の高さが設計と異なる
上記の框の記事を参照頂ければと思うのですが、框の高さは私のこだわりで160mmにしてもらう想定でした。当初は玄関入り口から框にかけて勾配を付けてもらう想定でしたが、うまく工事の人に現場監督から伝えられていなかったのと、勾配の関係上、連続しているSICのタイルをつなぐ際に四角で繋げずどこかで割る必要があるとのことでした。
そこで現地で協議の上で、図面上で框の右側のタイルが長い部分のみ勾配をつけることで、SICに影響せず右側は框高さ160mmを実現しました。左側は180mmですが、昇降に不安がある場合は右側から昇ればよいということで、見栄え的にも実用的にも今の方がより良くなったため、こちらは結果オーライでした。
その他よくある長さ・寸法の後悔
ウォークインクローゼットの有効寸法
ウォークインクローゼットは横幅を十分にとらないとハンガー+通路+ハンガーとなった場合に通路が狭くなってしまう場合があります。図面上だけでなく、実際の有効寸法は必ず確認するようにしましょう。
キッチンの高さ
キッチンについてシンクの深さを考慮せずトップの高さだけで決めてしまうとシンクで作業する際に思ったより低く腰をかがめる姿勢になってしまい疲れてしまう場合があります。実際に使う人についてはシンクの深さも展示場で体験したうえで高さを決めましょう。
窓のサイズ・高さ
窓の位置と高さは特に平面上でみることが多い為、設計時点では非常にイメージがしにくいです。立面図をもらったり、こちらも展示場で実際のサイズや位置を確認したりすることでできるだけイメージ通りに進むように注意をしましょう。
まとめ
木造の場合はもちろん、鉄骨の場合でも上記のようにいろいろな要因で設計通りの寸法や長さにならないことがしばしば発生します。意図と違う場合は必ず現場監督や営業に相談し、要望をつたえてできる限りこちらの意図通りに進むように調整しましょう。だいたいの人が一生に一度の注文住宅だと思いますので、妥協は禁物です!
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