どうも浅雲(あさぐも)です。コンセントに引き続き今回はスイッチの数と配置です。今日はスイッチの数と配置の注意点と、浅雲家の実例を紹介いたします。スイッチの種類については以下を参考にしてください。
スイッチ
注文住宅の場合、スイッチの数と配置は完全に施主の自由に付けることができます。だからこそ、非常に難しく、悩むとどうすればわからなくなりかねない面があります。また打ち合わせの中では終盤になることが多い為、考える余裕が取れない可能性もありますので、是非、考え方を参考にして効率の良い打ち合わせをして頂けると嬉しいです。
考え方
大原則は、「実際に暮らした時の導線を想像して設置する」ことです。特に忙しい時間や慌てている時間のことを考えるのを優先するのが良いでしょう。
- 朝起きてから通勤・通学するまでの動き
- 帰宅後の動き
- 夜トイレに行くときの動き
最低限、上の3点は想定するのが良いと思います。中でも朝の時間帯は非常にあわただしく、最後に出かける人は家の付いている照明をすべてOFFにする作業が発生するため、その導線が多岐にわたると非常に大変な作業になる可能性が高いです。できる限り導線が短くなるように配慮するのがおすすめです。
また特に階段等の2方向から点灯が必要な個所や、回遊導線になっている個所は設置位置と個数に注意が必要です。インテリアコーディネーターさんの意見も参考にしましょう。
実例紹介
浅雲家の場合~1F
玄関
玄関には来客用のシーリングライトひとつのみを配置しており、その他の照明については人感センサつきで常時スイッチONを想定しているため、SICの中に配置しています。
SIC
SIC自体の照明を含め、外回りのたくさんのスイッチを集約しています。玄関内はもちろん、玄関外のポーチ灯、家の外の門灯、予備、電動自転車用の外部電源スイッチもここで操作します。
リビングダイニング
基本的には玄関~階段の導線を中心に玄関から入った所と階段下の3路スイッチとしました。吹き抜け部とリビング北側のスイッチを分け、北側の照明は賃貸で使っている小さな人感センサ付きライトを使用することで夜トイレに行く際は電気を付けなくても移動できる想定にしています。
また、下部中央には電動シャッター用のスイッチがあります。
キッチン
キッチンは通路とキッチン上部の料理時の照明は別系統にしました。今見ると料理時のスイッチはここでよいのか少し不安です。
作業するときにキッチン上部の照明をつけるにはそれなりの移動が必要となり、通路と同じ位置だと結局一緒につける運用になりそうで別系統にする意味はあまりなさそうな気もしました。妻に確認の上、まだ検討可能か問い合わせたいと思います。
畳コーナー
畳コーナーはシーリングライトで賃貸で使っている昔ながらの紐付き照明を持っていく想定のため、スイッチは常時ONを想定しています。スイッチ自体は朝や夜に寝る時を想定しリビングダイニングと同じ所におきました。
階段下収納
階段下収納は安い普通のブラケット付き照明があるため、入った所にスイッチを設定しました。
洗面室
洗面室は玄関側とキッチン側のふたつの導線があるため、スイッチ配置も両側から操作可能としました。また、お風呂場の浴室乾燥機のスイッチも風呂側には設置してあります。
トイレ
トイレについては換気扇用と照明用のスイッチがあります。照明は人感センサであるため、原則両方とも常時ONを想定しています。
浅雲家の場合~2F
ホール
ホールの電気は各部屋を出たところと階段からどこからでもON/OFFが可能なようにスイッチを付けました。当たり前ですが、階段も上下から点灯が可能です。
子供部屋・寝室
子供部屋と寝室は標準的なシーリングライトとそのスイッチとなり普通です。一応はWICで回遊導線になってはいますが、基本的には通り抜けは意図していないため、そちら側での居室の点灯はなしでも大丈夫でしょう。
WIC
WICについては子供部屋と寝室両方から入る想定のため、双方にスイッチを設置しました。
まとめのチェックポイント
最後にチェックポイントをまとめます。
上記を意識して、後悔のないできるかぎり暮らしやすいコンセント配置をめざしましょう!
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