どうも浅雲(あさぐも)です。注文住宅を建てるにあたって、ネットの情報もおおいに参考にさせて頂きましたが、私は本もけっこう購入して読みました。今回はそのなかから特に参考になった本を4冊紹介させて頂きます。
アイキャッチ画像は私が持っている実際の本の画像となります。
注文住宅、参考になったおすすめの本4選
「家を建てたくなったら」丹羽修
こちらは建築家の方が著者の本となっており、まさに「家を建てたくなった」時に読むのに最適な本となっております。ご本人が建築家ということもあり、通常選択肢にあがりにくい建築家による設計を元に工務店が施工する形での進行についても詳しく記載されています。
特に第2章は注文住宅を検討するにあたって一番大事な、自分と家族がどんな家を建てたいのか?という住む人の真の要望をどのようにして抽出していくかについて記載されていますので、まさに注文住宅を建て始める最初期に見ていただきたい項目となっています。
さらに第4章は土地・立地について、第5章は間取りと収納、第6章は住みやすい家について記載されており、それぞれの考え方がわかりやすく、自分の場合に置きかえて考えやすくなっています。
他にも注文住宅を建てるだけでなく、中古住宅をリフォームするという方向性についても記載されています。
総じて順を追って読めば自分の望む家を建てるにはどうすればよいか? がわかる本になっていますので、興味がある方は是非ご確認ください。
「間取りの方程式」飯塚豊
注文住宅において非常に悩ましいのが間取りの考え方です。間取りについては人によって優先が千差万別であるため、完全なる正解はありません。ただし、ある一定の方程式を頭に入れることで、正解を導きやすくなるのは間違いありません。
この本はまさにそのために必要な「間取りの方程式」を知ることができる書籍となっています。著者の飯塚氏は法政大学で教鞭をとっており、教える立場ですので、非常に解説がわかりやすく頭に入りやすい文章で書かれています。
奇をてらわない間取りの考え方が記載されており、キッチンやトイレ等の各スペースに必要なサイズや間仕切りの考え方をはじめ、回遊導線や家事導線の考え方も学ぶことができます。後半には奥行きの出し方や吹き抜け・スキップフロアの考え方はもちろん、「抜け」や「たまり」といった、ワンランク上の間取りの考え方も掲載されておりますので、間取りで悩んでいる方は是非一読をお勧めします!
「住まいの解剖図鑑」増田奏
こちらは元は住宅設計を学ぶ建築系の学生向きに、「設計上の初歩的な誤りを防止するためのガイドブック」を意図して書き始めたところ、設計実務の駆け出しの方向けの要素が加わり、最終的に我々のような注文住宅を志す一般の施主にも役立つ知識まで網羅した内容となっております。
玄関やポーチからはじまり、リビング・ダイニング・キッチン等、家を構成する各要素について基本的な考え方が記載されており、それぞれの構成要素に過不足がないかを判定する指針を持つことができます。また壁の厚みによる実際のサイズの違いや、家族全体で使用する共有部やプライベート空間となる専有部の考え方等、家を建てるうえで必要な考え方を網羅的に知ることができます。
心地よい住まいを設計するための基本の考え方がわかりやすく学べる本となっていますので、是非とも設計を検討する前に読んでみてほしい一冊です。
「片づけの解剖図鑑」鈴木信弘
こちらは先ほどご紹介した「住まいの解剖図鑑」の続編という位置づけの本となっており、注文住宅の後悔ポイントでも上位に位置することが多い片付け=収納の考え方について特化した本です。
収納の考え方の元となる、「なぜ、散らかるのか?」から入って、どのようにすれば片づけやすい家にできるかがわかる本となっています。収納の基本的な考え方である、必要な場所に必要なだけの収納を用意するための方法論や、ウォークイン・ウォークスルークローゼットの考え方は必見です。
他にも布製品や食品置き場の考え方、はてはなかなか配置が難しいピアノの置き場所、自転車やペットを飼うための注意点等、片づけやすい家を作りたい方に非常におススメの本です。
まとめ
私が注文住宅を建てるにあたって特に参考になったおすすめの書籍を4冊紹介しました。今回紹介した本は、時代に左右されない、住まいの基本的考え方や間取り等の普遍的な考え方が中心の内容となっておりますので、書籍として読むのに最適です。
是非とも参考にして頂き、気になる本がありましたらお手に取っていただけると幸いです。
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