どうも浅雲(あさぐも)です。注文住宅は外壁や窓、床材にいたるまであらゆる部分について沢山の選択肢があります。一生に一度の注文住宅であると考えると、どうしてもいろいろ盛り込みたくなり、当初想定していた予算を大幅にオーバーしてしまうことが往々にしてあります。
そんな中、浅雲家の場合はほぼ当初想定していた予算とほぼほぼ近い金額にて注文住宅を建てることができました。今回はその過程で得たポイントと浅雲家の実例を紹介いたします。
まだ注文住宅にかけられる総予算自体が固まっていない場合は下記を参考にして予算感を算出してみて下さい。
アイキャッチ画像はtomasaさんによる写真ACからの写真を引用させていただきました。
予算オーバーによる後悔を防ぐための方法
ポイント1~できるだけ選択肢の知識を得る
ひとつめかつ最重要ポイントが、請負契約前に選択肢について知識を得ることです。金額が大きく変わる部分を優先して可能な限り、ハウスメーカーにコンタクトをとる前に知識を得ましょう。
「基本構造・躯体構造」の選択肢
まず最初に「耐震性」・「気密断熱性」等を左右する基本構造の構成要素を知ることが大切です。例えば木造・鉄骨造、軸組構造・ユニット工法等の基本構造・躯体構造の特徴について理解しておきましょう。それぞれが優先したいことがこの構造によって実現しやすいかどうかが変わってきます。
木造の方が鉄骨に比べて気密断熱性を高めやすいですが、耐震性は鉄骨の方が高めやすいです。軸組構造の方が間取りの自由度が高まりますが、ユニット構造の方が耐震性・気密断熱性に優れ、工場生産により施工品質を高めやすいです。
もちろんどの構造・工法でも費用さえかければすべての性能を高めることが可能ですが、得手不得手が存在します。ハウスメーカーによって躯体・工法が決まる場合も多くありますので、自分の優先順位にあったハウスメーカーの判断基準にしましょう。
全館空調・太陽光・蓄電池の採用の検討
こちらについては採用不採用で百万単位で金額感が変わってきます。ハウスメーカーにいわれるがままではなく、入れる場合は本当に必要かどうかを事前に検討しましょう。
屋根材・壁材・床材・窓の選択肢を知る
次に考慮したいのが建物を構成しており後からの変更がしにくい建材の選択肢を知ることです。この部分については過去に記事を作成しておりますので是非参考にしてください。
水回りの選択肢を知る
いわゆる水回り、キッチン・風呂・トイレ・洗面台は特に標準仕様が最低限でグレードアップしたくなりやすくなり、費用面で上振れやすいポイントです。こちらも請負契約前に選択肢を知っておきましょう。
パナソニックホームズの場合はパナソニック製品となります。パナソニックホームズの場合の水回りの選択肢は以下の記事を参考にしてください。
外構の選択肢を知る
請負契約前にぜひとも検討しておくのを強くおススメしたいのが外構です。金額的には請負契約費用の10%といわれており、数百万単位がかかる割には軽視されがちなポイントです。できるかぎり請負契約前にイメージを固めておくことで値段の上振れをおさえることが可能です。
その他選択肢として知っておきたいこと
その他の構成要素としてスイッチ・コンセントの選択肢、玄関のスマートキーやインターフォンも選択が可能です。こちらは金額面ではそこまで大きくないため、優先としては後回しでも問題ありません。
ポイント2~できるかぎり上位グレードのものを請負契約につめこむ
請負契約後は、よっぽどのことがないかぎり追加での割引はありません。変更をした場合はそのハウスメーカー・工務店の標準価格での増減となります。請負契約前につめこむことで、同じ割引率でも総額が増えているため、実際の割引額も大きくなります。
もちろん請負契約後に変更が可能なことが大前提ですが、できるかぎり請負契約前に要望をつめこんだ状態にしておくのが予算オーバーを防ぐ大きなコツです。
ポイント3~営業に伝える予算は数百万少なく伝える
ハウスメーカー・工務店につたえる予算は自分の出せる最大ではなく、ある程度バッファを持たせましょう。営業としてはもちろん利益を最大化することが自分の利益につながりますので、少しでも費用を抑えたい客であるこちらとの利益は相反することになります。
できるかぎりこちらの予算に寄せてくるのが営業側の心理となりますので、そこに余裕を持たせることで値引き幅の最大化と今後の増額への余裕を持たせることが可能となります。
ポイント4~複数のハウスメーカー・工務店を比較・競合させる
実際に請負契約前に進む前に、複数のハウスメーカー・工務店とコンタクトをとって最終段階まで選考を進めましょう。それぞれに変更可能な部分・不可能な部分があり単純比較は難しいですが、得手不得手等も見えてきます。また契約するかしないかで利益になるかどうかの非常に大きな分岐点となるため、契約最終段階が最も値引きやサービスを引き出しやすいタイミングとなります。うまく競合させて出来る限りこちらの要望に近づけましょう。
まとめ
浅雲家実例
選択肢知識の取得
私は主にネットを中心に情報を取得しました。特にブログ村の住まいカテゴリから注文住宅を建てた人のブログを読み漁りました。ここで一定の情報が得られたのは非常に大きかったです。
他にも、十冊程度は注文住宅に関わる本も読みました。特に参考になったの本については以下も参考にしてみてください。
出来る限り上位グレードのものをつめこむ
浅雲家の場合はパナソニックホームズの売りであるキラテックタイルはもちろん、エコカラットを貼る部分や床材の突板→挽板へのグレードアップ、水回りをパナソニックショウルームで最初からほっとクリーンフード等のオプション込みの状態にもっていってから請負契約しました。
請負契約時点の詳細な仕様は以下も参考にしてください。あわせてその後のオプション取捨選択での増減についても確認できます。
営業に伝える予算を少なく伝える
私の場合、ここは正直そこまでうまくいきませんでした。解体や外構もふくめてだいたいの予算感は伝えたものの、もっと少なめで伝えても良かったかもと思ってます。
複数のハウスメーカー・工務店を比較・競合させる
浅雲家の場合は実際に話を聞いて図面まで書いてもらったのはパナソニックホームズ、住友不動産、サンヨーホームズ、アキュラホームの4社で、ハウスメーカー訪問から請負契約締結まで1年以上かけました。そのおかげでパナソニックホームズから一定の割引は引き出せたと考えておりますが、結果的に全体的に坪単価が低めのところと競合となりました。今思えばもうすこし高い価格帯のハウスメーカーも競合させても良かったかなと考えております。
まとめのまとめ
注文住宅は請負契約を結んでしまっても引き返すことは不可能ではありませんが、なんらかの違約金を支払う必要がある場合がほとんどです。請負契約を結んだあとは圧倒的にハウスメーカー・工務店側が有利な立場になります。
そのため「 納得いくまでは請負契約を結ばない」 姿勢を貫くのが非常に大切になります。
逆にいうと請負契約を結ぶまではたいていの要望は聞いてもらえます。最大限その期間を活用して予算内で満足できるハウスメーカー・工務店を見つけましょう!
Web内覧会リンク
こちらから施主ブロガーの内覧会が見られますので是非ご覧ください!
パナソニックホームズ単体の内覧会はコチラ→ web内覧会*パナホーム よりご覧ください!
コメント