どうも浅雲(あさぐも)です。注文住宅において、非常に大きな通過点が「請負契約締結」です。ハウスメーカーの営業は1件の契約をとれるかどうかで大きくその成績が変わります。そのため、契約前はすごくレスポンスが良かったのに契約後は悪くなることも少なくありません。
また値引きについても基本的には請負契約前が勝負です。請負契約後に追加したものは原則値引きはないため、できるだけ請負契約前に欲しい要素は盛り込んでおくことが非常に重要です。
今回は請負契約前に盛り込んでおくべきおすすめのポイントと、特にパナソニックホームズの場合のについて実際に建てた経験から記載します。
これから見積もられる場合は盛り込んだうえで他社と比較ご検討ください!
アイキャッチ画像は写真ACより紺色らいおんさんの画像を引用させて頂きました。
おすすめポイント
間取り・坪数に余裕を持たせる
まず第一に、間取りにおいて請負契約前に複数の候補がある場合は坪数が多い(=高くなる)方にしておきましょう。坪数が増えると確実に値上がりするため、特に迷っている場合は高いほうにしておきましょう。
ただし、ローコストメーカー等の場合は契約後の間取り変更が原則できない場合や変更だけで料金がかかる場合もあります。事前に確認はしておきましょう。
窓のグレードアップと多めの数に
窓は注文住宅において断熱性能を決める非常に重要な要素です。またグレードによって数十万単位で値段が変わります。後から変えると非常にコスト増につながりますので、断熱性能を高めたい人は樹脂トリプルガラスクラスの窓を採用しておきましょう。
窓選びについては以下の記事も確認してください。
また、窓の「個数」「大きさ」も多いほど値段アップにつながります。こちらも契約段階では大きめ・多めにしておくと後からの値段調整がやりやすくなります。
外壁材のグレードアップ
外壁材に選択肢がある場合はグレードアップを検討しましょう。外壁材は10年~30年単位でメンテナンスが必要になる場合が多く、その場合は数百万単位のメンテナンス費用がかかります。
メンテフリーを重視していた浅雲家は初期投資がかかってもメンテナンスフリーの「キラテックタイル」があるパナソニックホームズを選択しました。
他との優先もありますが、契約時点では良い外壁材を選んでおくことをおすすめします。いわゆるサイディングもメンテナンススパンとコストは長くなる傾向にはありますので、初期投資とメンテナンスコストを勘案して最終決定しましょう。
屋根材のグレードアップ
外壁材とともに、数十年単位でメンテナンスにコストがかかります。外壁材に比べて選択肢が少ない、もしくはこちらが伝えないと選択肢すら提示されないことが多いのがこの屋根材です。必ず契約前に屋根材のとりうる選択肢を確認しましょう。
ここで注意したいのは、外壁材と屋根材のメンテナンススパンのバランスを取ることです。例えば外壁材は60年でメンテナンスなのに、屋根材は10年ごとに足場を組んでメンテナンスする必要がある場合、屋根だけのために足場を組むという非常にもったいない状態になります。両方30年にそろえた方が総コストを抑えられる可能性が高くなります。
また、屋根の形状によってもコスト面・メンテナンス費用が変動します。ここも契約後の変更は難しい部分になりますので、形状にこだわりがあるかたは契約前に煮詰めましょう。
床材のグレードアップ
床材は無垢材、挽板、突板等の種類があります。こちらは毎日足が接触するためグレードアップによる満足度が上がりやすい要素です。ここも後から変えようとすると数十万の値段変動があります。
またウォールナット・パイン等の床の材質によっても値段変動があります。ここもいったんは高い床材を選んでおいた方が、後からのコスト増を避けやすくなるのでお勧めです。
採用をお勧めするオプション
ここからは細かい設備面となりますが、浅雲家が7か月住んで非常に活躍しており採用をお勧めしたい設備を紹介します。
食器洗い乾燥機は最低限深型、ワイド型も検討
浅雲家では賃貸マンション時代にはなかった装備ですが、現在浅雲家では毎日必ず動作する必須の装備となっています。人によって使わない方もいらっしゃいますが、浅雲家では間違いなく日々の食器洗いの手間が軽減しております。
浅雲家では「深型」の食器洗い乾燥機を選択しました。ただ、ものぐさな私は鍋等も全部つっこもうとするため、そうすると未就学の娘と家族3人の浅雲家でも全部入りきらないことがよく発生します。
どれくらいの差額になるかは不明ですが、大家族の方や食器が多い自覚のある方はさらに容量が大きい「ワイド型」の採用や、食洗器業界で名高い「ミーレ」製の食洗器の採用も検討しましょう。
「ミーレ」の食洗器はパナソニックキッチンでも取り付け自体は可能ですが、保障面やデザイン面等で支障が出る可能性があり、また高額になることは間違いありませんので、そのあたりは営業の方と相談のうえで検討しましょう。
浴室乾燥機は良いものを!
浅雲家では見積もり段階からオフローラで設定できる最もグレードの高い、「ナノイー搭載カビシャット暖房換気乾燥機」を採用しました。 入浴後の浴室内乾燥もあり毎日稼働している、非常に活用しているオプションとなります。
浅雲家では賃貸マンションではベランダ干しと室内干しが半々でしたが、新築後は衣服の乾燥は浴室での部屋干し100%になりました。タオル類についてはほぼベランダ干しですが、雨天時等はタオルも浴室乾燥での部屋干しをしています。
非常によく乾くうえ、洗濯機も洗剤も旧居のままですが、部屋干しの嫌な臭いは全くしなくなりました。ここはナノイーの脱臭効果が効いている可能性が高いと考えています。部屋干し用のスペースを別途とる必要もないため、浴室乾燥機での衣服乾燥は非常にお勧めです。
ただし、衣服乾燥している際はお風呂に入れない点はデメリットです。浅雲家では寝る前か朝出かける前に衣服乾燥しているため特に困っていませんが、家族の生活リズムによってはデメリットが大きくなる点は注意しましょう。
パナソニックホームズの場合のポイント
私の実例をもとに、パナソニックホームズの場合について盛り込んでおきたい箇所となります。基本的には上述した部分を抑えていれば問題ありません。
キラテックタイルの採用
パナソニックホームズの最大の特徴といえるのが「キラテックタイル」です。正直なところパナソニックホームズで建築するならばなんとしても採用してほしいと考えております。
メンテフリーの観点はもちろん、仕上がりの美しさによる満足感も値段分の価値は必ずあると私は考えます。
パナソニックショウルームで具体化
当たり前ですが、パナソニックホームズではパナソニック製品が一番安くなります。キッチンをはじめとする水回りはパナソニックショウルームで契約前に詳細なオプション設定が可能です。
最大限活用の上で上述したような設備や欲しい設備を盛り込んでおきましょう。
屋根材・屋根の形状の検討
パナソニックホームズだけに限らない可能性が高いですが契約後変更が難しい個所となります。契約前に軒の出等要望がある場合は最大限盛り込んでもらっておきましょう。
個人的には軒の出(特にベランダ部分)はもう少し長くしたかったなと考えており、プチ後悔ポイントの一つです。
まとめ
今回は請負契約前に盛り込んでおくべき6つのポイントについて書かせて頂きました。
ほとんどの人が一生に一度になる注文住宅です。契約後に盛り込むとコスト面で大きく不利になります。できるかぎり盛り込みたい要素は早い段階で盛り込んでおきましょう!
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