Web内覧会⑭後悔が多いベランダ・バルコニー編~パナソニックホームズ・カサートS

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Web内覧会

どうも浅雲(あさぐも)です。前回にて居室の紹介は終わり、第14回は最近の注文住宅では不要説も増え始めている「ベランダ・バルコニー」編です!

アイキャッチ画像は浅雲家南の庭からバルコニーを見上げた写真となります。

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ベランダ・バルコニー概要

西端からの写真

ベランダ・バルコニーとは、いわゆる壁に囲まれていない、一般的には2階以上にある、外につながった空間のことです。外の空間となるため、他の居室とは異なる使われ方をする空間となります。そのため、利用用途を深く考えずに設置した場合は、後悔をする可能性が高い場所といえます。

ベランダとバルコニーの違い

ベランダとバルコニーについては似たようなイメージを持たれている方も多いと思いますが、厳密には違いがあります。

基本的には屋根の有無で区別され、雨を防ぐことのできる屋根がついている場合は「ベランダ」となり、屋根がない場合は「バルコニー」と呼ばれます。「ベランダ」については、広義では2階にとどまらず、いわゆる和風建築の縁側のような、1階でも屋根があって外につながっている場所は「ベランダ」と呼ぶことができますが、現代の注文住宅では1階の場合は「テラス」と呼ばれることが多いです。

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Web内覧会~ベランダ・バルコニー

浅雲家の間取り

浅雲家の間取り

浅雲家では、図面上は「バルコニー」との記載になっていますが、2階屋根が全体にかかっているため、「ベランダ」ともいえます。ただ、完全に覆われているわけではなく、腰壁部分を入れて900mmなのに対し、軒の出は780mmとなっており、完全に覆われていないため「ベランダ」ではなく「バルコニー」となる気もします。そのため、迷ったのですが両方表記する形にしました。

バルコニーは南側で寝室と吹き抜けに面する形となっており、バルコニーへの出入り口は寝室からのみとなっています。

こだわりポイント①~夏の日光を遮る役割

バルコニー・ベランダを採用する理由としてはいろいろ考えられると思います。私がバルコニーを採用した大きな理由の一つが南側に面している1階の掃き出し窓の「庇」としての役割を兼ねることです。

バルコニーは1階部分より900mm飛び出した形になっているため、夏の日差しを遮り、かつ冬の日差しを取り込むにはほぼ最適と言ってよい長さになっています。実際にうまくいくかはわかりませんが、夏の日差しを遮ってくれることを期待しています。

こだわりポイント②~南面吹き抜け窓を遮る役割

南面吹き抜け窓

吹き抜けの窓はFIX窓になっており、カーテン等の取り付けも難しい場所です。バルコニーを設置することで外側にアクセスすることが可能になり、どうしても暑い場合はここにすだれを置いたり以下のようなオーニングシェードを設置することで、日射の遮蔽をしようともくろんでいます。

こだわりポイント③~物干しを設置

バルコニー・ベランダの役割として、洗濯を干すというものはかなり上位にランクすると考えられます。浅雲家でも布団等をすぐに干すことを想定して、物干し金具をひとつ設置しました。

バルコニーの長さ的には吹き抜けの方にもうひとつ設置することも可能でしたが、取り回しのしやすさと使用頻度を考えて寝室側ひとつだけとしました。

本来タオル等は1階にウッドデッキを作ってそこで干す想定でしたが、予算の都合上まだ完成していないません。そのため、現状はバルコニーにてタオル等は干しているため、想像以上に活躍しております。

こだわりポイント④~寝室用のエアコン室外機置場の役割

室外機を設置

バルコニーの役割として、2階のエアコン室外機を置くというものもあり、浅雲家でも寝室のエアコン室外機を設置しています。ただ、2階から1階に伸ばしてエアコン室外機を置いてもだいたいは1万円もかかりません。これだけのためにバルコニーの採用を決めるのは費用対効果が悪すぎます。あくまで他の目的をメインとしたサブ的な役割と考えましょう。

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後悔ポイント

東側角部分

一応は熟慮して設置したバルコニーではありますが、設計時を含めて洗面所に次いで後悔が多いポイントとなりました。

後悔ポイント①~奥行900mmのバルコニーはやはり狭い

浅雲家のバルコニーは腰壁を入れて900mmとなっており、腰壁の幅がかなり広いこともあり人が動ける有効寸法は750mm前後となります。物干しをするのにやっとギリギリのサイズとなり、頻度や量が多い場合はもう少し奥行がある方が間違いなく使いやすいです。また、椅子等を置いたりする場合は、少なくとも倍の奥行は欲しいところです。

浅雲家の場合はバルコニーでくつろぐ予定はなかったのですが、せっかくバルコニーを設置するなら柵をもう少し幅が狭いものにしたり、奥行を持った方が良かったです。

後悔ポイント②~設計時点でバルコニーの検討が出来なかった

浅雲家のバルコニーは契約前から腰壁でキラテックタイル貼りになっており、特に打ち合わせでこの場所を変更するか問われることなく建築確認申請タイミングを超えてしまいました。あとから透明な柵などが検討できるか聞いたところ、もう無理との返答……。

耐震性能等の兼ね合いもあり変更が難しい場合もありますが、バルコニーについて検討したい場合は契約前か契約後の早い段階で営業と相談すべきでした。

後悔ポイント③~屋根の庇が微妙に短い

屋根を見上げた写真

前の賃貸マンションでは当然上階のベランダがあるため、ベランダの長さと庇の長さが等しかったのですが、浅雲家の場合は上述した通りでベランダは900mm、屋根の庇は780mmのため、雨が降ってしまうと洗濯物が濡れてしまいます。腰壁上部にちょうど当たって汚れが目立ちますし、庇は長くしたかったところです。バルコニーの床面も雨でぬれるため、劣化が早まりそうな点も心配です。

こちらも契約後に長くしたいと思っていたのですが、庇の長さは全体の構造に影響を与えるので難色を示されて変更しませんでした。ここはもっと主張して少しでも長くしてもらうべきでした。

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まとめ

入居前後Web内覧会第14回目はベランダ・バルコニー編をお届けしました。ベランダ・バルコニーについては上述した通り、役割を明確化したうえで採用することが後悔が少なくなる秘訣です。屋根があったほうが様々な用途に使いやすくなるため、迷われている方は出来る限り屋根がある「ベランダ」にした方が後悔が少なくなります。ベランダ・バルコニー設置を迷われている方に、浅雲家の実例が参考になりましたら幸いです!

Web内覧会リンク

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