どうも浅雲(あさぐも)です。入居前後Web内覧会第15回、浅雲家は外構は別業者にお願いしたため、いよいよパナソニックホームズ施工個所としては最終回となる、外観(玄関ポーチ・屋根・外壁キラテックタイル)編となります。特にパナソニックホームズといえば外壁のキラテックタイルが皆さまも気になる点と思いますので、そのあたりも参考にして頂けましたら幸いです。
アイキャッチ画像は道路側から浅雲家の玄関ポーチ側を映した写真です。
玄関ポーチ・屋根・外壁概要
玄関ポーチの役割
玄関ポーチは玄関に入る前の外側の空間のことであり、その広さや形状は家によって大きく異なります。特に雨の日においてはこの部分の広さと屋根や庇の形状によって、傘を閉じたり開いたりしやすさがかなり変わってきます。また風雨に玄関がさらされにくくなるため、玄関の劣化もしにくくなります。日中においても、ここが広いとここにちょっとしたものを置いたり、来客応対もしやすくなります。上記のようなシチュエーションも考えて玄関ポーチの形状や屋根・庇を検討しましょう。
外壁の役割
注文住宅における外壁の役割はまずは風雨を防ぐという基本的なものから、外からの音を防ぐ遮音、外気の断熱の最も外側部分、火事が発生した場合の耐火等、様々な役割があります。中でも浅雲家としてやはり最も重点を置いたのがそのメンテナンス費用です。外壁のメンテナンスには注文住宅の広さにもよりますが、数十年単位で100万以上かかってくる場合もありますので、外壁選びはメンテナンスコストを大きく左右します。
メンテナンスフリー観点での外壁の選び方については以下の記事も参考にしてください。
屋根の役割
屋根の役割も外壁とほぼ同じで、風雨を防ぐことがまず第一となります。家の上側を覆うため、特に雨への対策の中心的役割を担うこととなります。また太陽光に常にさらされるため、紫外線による劣化の耐性も重要です。
雨漏りをしてしまうと家全体に大きなダメージを及ぼすことになりますので、屋根の形状や材質については注文住宅を建てるうえで非常に重要な項目になります。
屋根の形状による特徴、材質の選び方については以下の記事も参考にしてください。
Web内覧会~外観(玄関ポーチ・外壁・屋根)
玄関ポーチの間取り
浅雲家の玄関ポーチの間取りについては玄関扉と同じ高さとして奥行1.5m、幅1.8mの広さとなっており、壁がない部分についてはさらに1段下がって全周囲を覆う形で30cm幅の2段目があり、あとは地面に降り立つ形になっています。
ポーチはタイル張りとなっており、30cm角のリビエラのエタニティから、土汚れが目立ちにくそうという理由でサンドブラウンを選択しました。
こだわりポイント①~玄関扉は親子扉を採用
Web内覧会玄関編ではこだわりポイントにあげませんでしたが、玄関扉は親子扉を採用しました。こちらは気密断熱性は下がりますが、採光の観点と見栄えを優先しました。製品としては三協アルミ製「ファノーバ」より採光が多く取れるものを選びました。
親子扉の実用的な活用の観点では引っ越しの際は何も言わなくても引っ越し業者の人が開いて対応してくれました。大型家具や家電の搬入時には通常の扉より入りやすくなるのは間違いないですが、結局のところ家の中の扉は普通の広さとはなりますので、そこまで大きな要素とならない点には注意が必要です。
こだわりポイント②~雨対策は屋根を伸ばす形で対応
玄関ポーチの雨対策については1階屋根を覆う形で対応しました。玄関ポーチ段の部分は完全に覆われているため、傘を開いたりするのは十分余裕があり、雨の時の使い勝手については非常に余裕がある形になりました。
こだわりポイント③~ポーチライトは天井付けの人感センサ付き照明を採用
ポーチライトについて、通常の場合は玄関横側の壁面に付ける形が多いです。浅雲家の場合はせっかく玄関屋根が伸びているということからインテリアコーディネーターさんにもオススメ頂き、天井付けの人感センサ付きのものを採用しました。
普通のダウンライトであるため、おしゃれさはありませんが、天井のためほこりがたまる等の掃除等の手間は少ない点がメリットです。ライトひとつで明るさが十分かは少し心配でしたが、十分な明るさでほっとしました。
こだわりポイント④~立水栓を南庭、散水栓を道路側に採用
パナソニックホームズの契約時点の設定では立水栓と散水栓がひとつづつ付いてきました。こちらは立水栓を南庭、散水栓を道路側につけました。南側立水栓は家族しか利用しない想定のため、おしゃれさは求めず標準でついてくるものを採用しました。機能的には全く問題ありません。
外壁キラテックタイル
パナソニックホームズの最大の売りであるキラテックタイルについて、浅雲家ではHGブリックという、大きめの互い違いになっているタイルを採用しました。
キラテックタイルの種類についてはまた別途で書ければと思いますが、大きく分けて、
・LB・WBボーダー~横に細長くて陰影があり互い違いに構成するタイプ。LBとWBは陰影が違う。
・HGブリック~大きめの横長タイルサイズで互い違いに構成
・スタイリッシュ~小さめの横長タイル。値段が安くなる。
・LS・EXスクエア~正方形のタイルできれいに並べて構成。LSとEXは陰影が違う。
・S・BN、S・HNブリック~大きめの横長タイルはHGブリックと同じだが、仕上げがより高級に。値段が高くなる。
があります。各キラテックタイルの値段差については初期設定が標準で変更しなかったので残念ながら不明です。
こだわりポイント①~1階でっぱり部分のみ色分け
色分けは2種類まで値段差なしで対応できるとのことだったので、せっかくなので浅雲家も2種類にしました。どこを色分けするかは悩んだのですが、最終的には1階のでっぱり部分のみをクレイブラウンにし、その他の部分は白にしました。
やはりメインの色としては白色がもっともキラテックタイルが映えると考えたのと、せっかくなのでサブのもう一色は濃いめにした方が良いであろうと考えて選択しました。塗分けは1階の東側壁全体まで伸ばす等、いろいろなパターンを検討したのですが、西側は塀がありそこまで他の人が見えないこともあり、あくまでクレイブラウンは外観のアクセントとして白色部分を多めにする形にしました。
こだわりポイント②~接着剤はブラックに
パナソニックホームズのキラテックタイルはタイルの継ぎ目部分に見える接着剤をブラックかグレーの2色から選択できます。ブラックの方が目地がはっきりとするためシャープな印象となり、グレーの方が目地が目立たなくなるため柔らかい印象になります。
浅雲家の場合はインテリアコーディネーターとも相談の上、ブラックを選択しました。性能面・価格面で変化はないため、ここは単純に好みで選びましょう。
屋根コロニアルグラッサ
浅雲家の屋根はいわゆるスレート屋根・カラーベストの代表的存在であるKMEW株式会社の「コロニアルグラッサ」です。こちらは多くの中堅ハウスメーカーで標準採用されているもので、基本的に30年間は葺き替え不要をうたっています。色は壁が白系のため、黒系の「グラッサ・ブラック」を選択しました。
こだわりポイント①~屋根の形状は寄棟を採用
こちらは当初から寄棟で変更ができなかったので、こだわったと言えるかは微妙なのですが、寄棟のメリットとして全方向に軒がある点や外観は気に入っております。ただしメンテナンス観点では吹き替え費用は他の切妻屋根等にくらべて高くなる可能性が高い為、採用には注意が必要です。
こだわりポイント②~雨どいは出来るだけ壁色に合わせて採用
雨どいの色も言えば選択可能です。こちらは基本目立たないよう、壁色に合わせて採用するのがおすすめです。
外観の後悔ポイント
契約後は変更が難しい点が多い
実際に出来上がった外観について特に不満はないのですが、外回りの仕様については契約後に変更が難しい部分が多いです。屋根の形状だったり、軒の出の長さは設計が大幅に変更になるということで変更を渋られ、踏み切りませんでした。今思えば、やってみたらどうなったかは確認しておけばよかったと後悔です。
玄関ポーチの形状・屋根は契約当初のまま進行
玄関ポーチについてはタイルの種類を選んだくらいで、おそらく何も言わなければ、皆さまの場合もここの形が変わることはありません。こちらも出来上がり自体には不満はないのですが、いろいろな形状や段の高さ等を設計時に検討したかったです。
また、長くすると柱が必要になったとは思うのですが、ポーチを覆う屋根についてはさらに伸ばしてもらっておけば、自転車を置いたりする空間もできたため考慮してもよかったかなと考えております。
外構とのバランスを考慮していなかった
こちらは以下のリアルタイム記事でも掲載したのですが、玄関ポーチの形状であったり、外観については本来は外構と一体になって考えるべき箇所です。ハウスメーカー経由での外構は高いという事前情報から外構打ち合わせはそこまで力を入れなかった点は後悔ポイントです。
最終的に頼まないにしても、ハウスメーカー経由の外構もできる限り契約前に納得がいく形にもっていきましょう。そうすることで、実際に他の業者で外構を見積もる際に比較検討がしやすくなります。
まとめ
入居前後Web内覧会第15回は外観編をお届けしました。浅雲家では見た目にはそこまでこだわっていなかっため、大きな変更は加えませんでした。出来上がりには不満はないのですが、もうすこし設計時にいろいろなパターンを検討したかったです。
設計上変更が難しい部分も多い箇所となりますが、できるかぎりやりたいことや気になる点がある場合は契約前か早い段階で相談するのが重要です。浅雲家の実例を参考に、家づくりを楽しんで進行頂ければ幸いです!
いったん入居前後Web内覧会は一区切りとなりますが、今後は後悔したまま放置となっていた外構の進行が最終的にどうなったかについて書いていければと考えております。
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